平成の寅さん 見た 聞いた 書いた

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事務局紹介① <取材文より抜粋>

【農文協 増刊現代農業 2005年8月号】 (取材)森の新聞社
 山村は、たくさんの仕事、技と知恵のあるところ
   ここで土の人となり、子どもの居場所、大人の居場所 
     そしてやがて還る先輩たちの居場所をつくりたい。
 
(イントロ)
我が活動拠点のひとつである大分県中津江村の南、
 熊本県菊池市の水源という地区に、昨年三月に移り住み、
  集落の人々と共に、村づくりをしている人がいるよと聞いた。
   電話をすると、国際交流キャンプを通じ、中津江村にも何度も訪れ、森の手入れをしてくれていた。共通の友人もいた。峠を越えて、同じ森の向こうで暮らす小林和彦さんに会いに行った。

(プロフィール)
小林和彦(こばやしかずひこ)さん。31歳
 1974年埼玉県生まれ。國學院大學経済学部在籍中に、神社本庁主催の「千年の森づくり」や小野田自然塾(フィリピン・ルパング島より帰還した小野田少尉主宰)のキャンプリーダーなどを経験。
 1996年より、NICE(日本国際ワークキャンプセンター)事務局長として国内外の農山村を舞台に国際ボランティア活動をコーディネート。1998年、九州沖縄地方子ども劇場連絡会(現在は特定非営利活動法人九州沖縄子ども文化芸術協会:こどもあーと)主催のキャンプ「子ども村」での出会いが縁で、1年半の海外での放浪生活を経て、2004年4月より特定非営利活動法人九州沖縄子ども文化芸術協会職員となり、現在、「きくちふるさと水源交流館」を拠点として、地域づくり及びグリーンツーリズム事業の企画運営をするNPO法人きらり水源村に勤務。

★☆人々の心の拠りどころ
   木造の旧菊池東中学校が仕事場☆★

 熊本県菊池市水源地区は、菊池市の東部、阿蘇外輪山の西の端に位置する鞍岳、ツームシ山などの雄大な山々と美しい渓谷に抱かれた、文字通り水の生まれるところ。菊池の温泉街から、細い山道を一五分ほど登ったところに、きくちふるさと水源交流館はあった。
 「おはようございます」と声をかけて入ると、そこは見事な木造平屋の校舎。今にも、子どもたちが駆けだしてきそうな懐かしい板張りの廊下。奧からにこやかに小林さんが現れた。あいさつもそこそこに、校舎を案内してくれる。
教室の前には、クラス名の代わりに「物産館」「資料室」「メモリアルルーム」と書かれたプレートが掲げられ、旧校舎がほぼそのままの佇まいで利用されている。廊下には、地区の人々の絵画や俳句、絵手紙、手工芸品が賑やかに飾られている。
 小林さんは、まず、メモリアルルームに案内してくれた。中学校の歩み、制服、古い写真やアルバム、記念誌などが展示され、母校をいつでもしのぶことができる場所だ。
 菊池東中学校(旧水源中学校)が閉校したのは平成一二年。地区の人々に愛着のある木造校舎を生かし、なんとか地区の施設として活用したいと、三三〇戸の地区民で菊池東中学校跡地利用促進協議会を作り、菊池市と交渉。市と協議会とで利用計画を作るべく、ワークショップなどを行って検討を続けた結果、地区の生活文化、自然環境を生かしたグリーンツーリズムへ取り組む拠点と位置づけ、平成一五年五月に「きくちふるさと水源交流館」として開館した。
 協議会と菊池市とは、はじめて取り組むグリーンツーリズム活動をサポートしてもらうため、熊本県清和村の廃校活用経験があり、現在、福岡県杷木町の「子ども未来館・はき」(旧中央公民館)を拠点に、子どもの文化芸術の振興を展開する『NPO法人九州沖縄子ども文化芸術協会(通称:こどもあーと)』に企画運営を委託している。その後、1年半に渡り、こどもあーと主催で、「子ども村」や「おいしい村づくり」などの事業を行ってきた。
 小林さんが、廊下にある一枚の絵を指さして言った。「これは生徒と先生が一緒に運動場の水はけを良くするために汗している風景で、当時の先生と生徒が一緒に働く尊さを描いたそうです。それと、こっち側の校舎が建ったのは戦後間もない頃で、在校生みんなが登校時に、菊池川の栗石を運び、手作業で石を積んだんだと、僕に説明してくれました。地区の方々の学校への想いが、この閉校記念誌にも載ってますので、ぜひ読んでください」
 庭の剪定や、花植え、グラウンドの整備、校舎の清掃などは、皆地区の人々が来て行っている。ここは、今も昔も人々の心の拠りどころなのだ。
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